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目に悪いってホント?LED照明のデメリット

工場作業員の眼精疲労

高輝度で明るく、従来の照明よりコストも安いLED照明は水銀灯の代替照明として工場倉庫、製品検査場で導入されるケースがありますが、「まぶしい」「目がチカチカして疲れる」「目が痛い」「ちらつきを感じる」という方もいます。

 

どうしてLED照明で目が疲れてしまうのというと、ブルーライトが負担になってしまうからです。

 

コストを考えてLED照明を導入しても、目が疲れて作業の能率が下がってしまっては意味がありません。そこで今回は、LED照明のメリット・デメリットやLEDに含まれるブルーライトのリスクを解説し、LEDよりも目に優しい照明の無電極ランプをご紹介します。

 

 

LED照明のデメリット


LED照明には定格寿命が長くてコストパフォーマンスが抜群というメリットがまず挙げられますが、その一方で健康上のリスクが考えられます。

 

LED照明のデメリット】

・直進性の高さから照明から少し外れると暗い

・目がチカチカする・目が痛い・まぶしい・ちらつきやすい

・照明基盤が水分・湿気・高温に弱い

・サーカディアンリズム(体内時計)が狂ってしまう可能性がある

・サーカディアンリズムの乱れは不眠などの健康リスクにつながりやすい

 

とくに注意したいのが、LEDは蛍光灯や水銀灯のように光が広がらないところです。明るさにムラがあるため、工場や製品検査場などでは均等に光が当たらずにまぶしさやちらつきを感じ、作業効率が落ちてしまうこともあります。
そのため、LEDは必要以上の台数設置やW数を選定してしまうとと、明るすぎるため「目が疲れる」とよく言われています。
 

また、近年LEDによるサーカディアンリズム(体内時計)の乱れによる健康リスクも問題視されています。

 

LED照明は白や青といった朝日に近い強力な光なので、夜間に長時間LED照明にあたっていると体が朝だと勘違いしてしまいます。その結果、寝付きが悪くなったり不眠になったりするリスクがあるのです。

LED照明に含まれているブルーライトは目を疲れやすくする

 

LED照明はブルーライトという波長の短い光を含んでいて、紫外線と同じように力が強く、視細胞にダメージを与えます。LED照明下で長時間作業される方は、目の健康を守るためにも、対策法を講じておくことが大切になります。

 

LEDに含まれているブルーライトとは

ブルーライトは、可視光線の中でも非常に波長の短い光のこと。白色のLED照明はブルーライトにほかの色を混ぜてつくるため、LED照明はもちろんパソコンやスマホの画面などにも含まれています。

 

ブルーライトのリスクを解説

岐阜薬科大学の研究によって、青や白のLED照明が、目の細胞にダメージを与えることがわかりました。[注1]

 

ブルーライトは紫外線の次に強力な光だとされており、非常に直進性が高いため、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜へ届いてしまいます。その結果、目の奥の細胞が影響を受け、ちらつきやチカチカとしたまぶしさに繋がるのです。

 

また、ブルーライトを発するLED照明を長時間見続けると、目の疲れやかすみ、肩こり、イライラといった心身のトラブルを引き起こすVDT症候群になる可能性もあります。

 

[注1]nature Scientific Reports:Damage of photoreceptor-derived cells in culture induced by light emitting diode-derived blue light|nature

https://www.nature.com/articles/srep05223

 

 

工場や倉庫には目に優しく明るい無電極ランプが最適!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーライトの対策には専用のメガネをつけるといった手段などがありますが、根本的な解決には無電極ランプの導入が最適です!

無電極ランプは事務所、教室などで使われ日本人が慣れている蛍光灯と同じような発光原理で、見た目も蛍光灯を丸くしたような発光管ですので目に優しいし、疲れません。

LED照明と同じレベルの明るさでコストパフォーマンスも引けを取りません。その上、自然光に近く目にも優しい高機能な照明として注目を集めています。長時間作業を行う場所は無電極ランプの導入を検討されると良いでしょう。

 

日常的・根本的なブルーライト対策が重要

日常的なブルーライト対策としては、ブルーライトカットのメガネの着用や、適度な休憩をとることが大切です。ただ、LED照明を使いつづける限り、ブルーライトのリスクはなくなりません。

 

工場や事務所の照明など長時間の使用を避けられない場合は根本的な解決として、無電極ランプのようにブルーライトの少ない照明機器への交換を検討しましょう。

 

LED照明の代わりとして最適な目が疲れない無電極ランプとは

無電極ランプとは、

 

・蛍光灯のように光が柔らかく広がるため均一に明るい(ちらつき・チカチカ感が少ない)

・LEDと違って直視してもまぶしくないため目が疲れない

・LEDよりもブルーライトが少ない

 

という非常に高機能な照明です。

 

目が疲れないことから、長時間作業を行い均一な明るさを求められる工場や、倉庫などでその威力を発揮してくれます。また、反射や白飛びが起きづらいため、目視でチェックを行う製造ラインや検査場の照明にも最適です。

 

 

まずはお試し導入で無電極ランプの効果を実感しよう

LED照明は経済的ですが、照明に含まれるブルーライトには眼精疲労やVDT症候群などの眼病リスクがあるため、作業の効率だけでなく健康面でもおすすめできません。

 

それに対して無電極ランプは目に優しい光なので、工場倉庫、目視のチェックが必要な製造ラインなど、長時間の単純作業や検査を行う場所は無電極ランプへの交換することで目への弊害対策や作業効率アップにつながります。

 

ただ、いきなり全照明を入れ替えるのは予算的にも大変なので、コタニでは1台~5台程度でのお試し導入も行っています。また、実機のレンタルも可能です。その他照明に関する相談やお問い合わせも随時受け付けています。

 

工場倉庫にLED照明を導入したものの、逆に作業効率が下がっていると感じているならば、ぜひ一度コタニのアドバイザーへご相談ください。

LEDは暗い?無電極ランプの導入事例

化学メーカーさんの事例:https://www.kotanikk.com/light/blog/post-1073/

駐車場の事例:https://www.kotanikk.com/light/blog/post-3074/

鉄工所さんの事例:https://www.kotanikk.com/light/blog/post-3042/

テント倉庫の事例:https://www.kotanikk.com/light/blog/post-2794/