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働く環境、省エネと優しさ、どっちが大事ですか?

こんにちは!無電極ランプアドバイザーのN.A.です。
今回は私が担当です。よろしくお願いいたします!

 

 

さて、先日、工場内照明の水銀灯からの切り替えで、
LEDと無電極を検討されているお客様のところにお伺いしてきました。

 

そのお客様のところには、ある機械の組み立てをする
大きな工場があります。

私は、担当者の方から現場環境に関してお話を聞いてみると
すぐに思いました。

 

「この位置だったら絶対に無電極の方がいい!」

 

その照明が取り付けられていた場所というのが、
高さにして2~3mくらいのとても低いところでした。

作業をしている人たちが、ちょっと目線を上げたらすぐに
照明の光が視界に入ってしまうくらい低いところで、
投光器で照らす形のものでした。

担当者の方も、この高さでLEDだと眩しいので
無電極でいきたいと、考えられていたのですが、
ひとつネックになっていたことがありました。

 

それは、省エネです。

 

無電極とLEDを比べた場合、
省エネ率はLEDの方が優れています。

低いワット数で明るさが出るのがLEDです。

担当の方が、書類で上長に提案する際も、
LEDで省エネは、とにかくわかりやすく、伝わりやすい。

 

それが、無電極となると、そもそも知られていないため、
書類上だけでは伝わりにくく、優しい光と言われてもわかりにくい・・・。

これは疑いようのない事実なのですが、
ただ、LEDの光は優しくない。眩しいと感じられている方がいるのも事実。

 

実は、そのお客様のところでは、
別の建屋で無電極を導入されておりました。

そして、LEDと見比べたときに、
無電極の方が作業環境には良いことを認識されておりました。

 

LEDは確かに省エネで、
低いワット数で明るさが出てはいる。

ただ、直線的な光のため、
スポット的に照らしてしまい、
眩しい上に全体的にまんべんなく明るくするのが難しい。

明るさは出ているけれど、明るくない・・・。
眩しいけれど、明るくない・・・。
それがLEDです。

 

担当者の方いわく、LEDを提案してくれた営業さんは
「うちのLEDは眩しくないですよ。」と言っていたそうです。

しかし、LEDは直視しづらく、
今回の場所では使いづらい可能性があると感じられたそうです。

なんとか無電極でいきたい、しかし、省エネだとLED・・・と
だいぶ悩んでいらっしゃいました。

 

 

 

 

LEDの会社さんと、無電極のコタニと
具体的な提案はこうでした。

現在、水銀灯の照明が10台付けられているところに

【LEDの会社さん】
・100WのLEDを18台。
・同じ明るさを出すのに台数を増やす必要があるけれど1800 W

【無電極のコタニ】
・300Wの無電極を10台。
・台数を増やす必要はないけれど3000W
・眩しくありません

 

担当の方は、嬉しいくらいに「無電極推し」だったのですが、
ご提案後に、こう言われました。

「当社が望む照度を出しながら、
もう少しワット数も低く設計できないでしょうか?」と。

 

ただ、コタニとしても力を出し尽くした結果でしたので、
「すいません。この設計がコタニとしてベストです」と正直にお伝えし、
今回のご提案は、いったん終了しました。

 

省エネ第一で考えていらっしゃる方だったので、
このままLEDを選択されるのかなぁと思っていたのですが、
しばらくして、その担当の方から連絡がきました。

 

「無電極で予算を通そうと思います」と。

 

 

 

 

省エネよりも、光の優しさ、
現場で働かれる方々への優しさを選択してくださいました。

 

これからも、現場で働く皆様に、そして会社さんへ、
その現場に合った無電極をPRしていきたいと思います!

 

無電極ランプアドバイザー
N.A.