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英国ノーザンエンジニアリングとの出会い

 

こんにちは、コタニ株式会社代表の小谷です。

 

今回は、当ブログへの記念すべき1回目の投稿ということで、
当社が30年を超えるお付き合いをさせていただいております
英国のノーザンエンジニアリングとの出会いについて書かせていただきます。

ときは1985年、コタニの創業者である父が
福島県のとある会社の方とのご縁で
大阪の摂津で金属の表面処理をする事業を始めました。

それは、福島の会社がアメリカから輸入してきたものを
薬液を使って表面処理を行う事業で、大きく設備投資をして
始めた事業でした。

工場を持つ経験が初めてということもあり、
当初は製品がなかなか安定しなかったのですが、

それでも続けていくうちに、定期的に購入してくださる
お客様も増え、この事業は続いていました。

しかし、1995年に発生した阪神淡路大震災の影響を受け、
この事業は約10年で閉鎖を余儀なくされました。

ただ、この表面処理の事業を始めて数年経ったときに、
横浜で輸入に携わっていた方のご縁で

英国のベルダムクロスレイというパッキンメーカーをご紹介いただき、
(コタニはもともとパッキン屋で、慣れ親しいものでしたので)
表面処理の事業と並行して、こちらの代理店も10年やることになりました。

そして、表面処理の事業を閉じ、まだベルダムクロスレイの
代理店をやっていた1998年(平成元年)に、

そのベルダムクロスレイの社員であるキータムさんという方に
ご紹介いただいたのが、そこから長いお付き合いが始まる
ノーザンエンジニアリングの創業者であるポール・ショートさんでした。

初めてお会いしたのは30年前の伊丹空港。
今でもそのときの光景ははっきりと覚えています。

私は父と二人で伊丹空港に行きました。

ポール・ショートさんはOリングのセールスで日本に来られたのですが、
特殊な構造で、とても繊細なOリングを手作りしているとは思えないほど
大柄で、身長は190㎝あり、またがっしりとした体格の方で、

イギリス(彼らは必ずイングランドと言います)の
シェフィールドという工業都市から来たと言っていました。

もともと、ベルダムクロスレイのキータムさんを通じて
サンプルもいただいており、また信用できる方からのご紹介でしたので
すぐにお取引は始まりました。

そして、そのときにコタニがノーザンエンジニアリングと
日本国内における独占販売契約を結んだのが

フッ素ゴム製品Oリング(黒色)又はシリコーンゴム(赤色)を
フッ素樹脂FEPのジャケットで完全に包んだ
英国ノーザンエンジニアリング社製の固定用シール(ガスケット)の

NKリング』です。
(※ノーザンエンジニアリングの「N」とコタニの「K」が名前の由来です)

NKリングを販売し始めて30年が経ちますが、

直近の1年間だけを見ても

NKリング販売本数:37,150本
NKリング販売社数:260社

という実績を上げられるまでになりました。

英国ノーザンエンジニアリングと出会って30年、
その間、スロベニアのドニットテスニット社からのものをはじめ、
コタニではヨーロッパの会社からの輸入品が増えています。

つい先日も、ヨーロッパの会社からコタニへ
コンタクトがあったばかりです。

これからも英国ノーザンエンジニアリングのNKリングを中心に
ヨーロッパ規格の商品を充実させ、皆様にご提供してまいります。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

コタニ株式会社
代表取締役社長
小谷哲也

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