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ゴム製品の製造(10)

■発行日:2014年12月1日発行  NO.03-10

新シール概論(1)ゴム製品の製造(10)

 

8.プレス成形(続き)

 

  1. その他―真空による脱気泡とは、金型を含めた全体を最初の加圧する直前から真空ポンプにより、空気を抜く取ることにより、製品に欠陥をなくすることも行っています
    プレス機の写真を参考に下図にします。
    図8.1 プレス機(株式会社ダイハン社のHPから)
    図8.1 プレス機(株式会社ダイハン社のHPから)

     

  2. プレス工程の手順
    金型のキャビテイを洗浄→離型剤の噴霧→ふき取り洗浄→予備成形品をキャビテイに乗せる→金型を閉じる→プレス機が作動して締め付ける→真空脱泡及びバンピング→加圧開始→(加硫時間)→加圧完了→プレス機が作動→金型が開く→製品の取出し→ の順序で行いますが、温度はこの間はすべて加熱した状態です。
    最近では、ロボットなどを使用して、全自動で行うこともできるように相当改善されているようです。

 

9. 二次加硫:この工程は、8のプレスだけの時間では十分な加硫できない材料に対して、二次加硫槽で再度温度を掛けて加硫を継続して行います。
基本的には、FKM, VMQ, EPDM, HNBRなどは実施しています。時間と温度は各社、統一されたものではありませ ん。ただし、この槽に入れる前に、大きなばりなどが付着していると後処理が大変なので、予め取り除く必要があります。

 

10.仕上げ工程
プレス成形でできた製品には製品以外のばりを含めたもの(逃げ溝に流れたもの)があるので、仕上げで取り除く工程です。仕上げ方法には、次のものが代表です。

 

10.1)冷凍ばり仕上げ
図10.1に示すように回転するかご(ざるのような解放部をもっています)にばり付きの製品を入れて、液体窒素をショット(ガラスビーズやプラスチック玉など)を噴射してばりを取り除きます。

図10.1冷凍ばり仕上げ機の概略図
図10.1 冷凍ばり仕上げ機の概略図

 

(続く)