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その他のシール製品(ダイアフラム)(5)

■発行日:2016年8月1日発行  NO.03-30

新シール概論(2)その他のシール製品(ダイアフラム)(5)

 

4 その他の事項(続き)

図3.7 必要なRの位置
図3.7 必要なRの位置

 

  • フランジタイプの締付けの場合のボルトの位置は3.2mm以上が必要です。
図3.8 フランジ面でのボルト位置(Freudenberg社のカタログから)
図3.8 フランジ面でのボルト位置(Freudenberg社のカタログから)

 

5 ベローズとダイアフラムの違い
基本的には、完全にベローズとダイアフラムを区別してはいません。
そのような定義がないためですが、一般的には、ベローズの方が径に対して突起部の高さが高い場合に呼ばれる場合が多いようです。
ベローズの用語では「単独のシール又は一部として用いられるじゃ腹状の部品」(JIS B 0116より)
従って、一般的には後者のじゃ腹状のもののイメージが強いようです。
またベロフラムという名前もあります。
一種の仲間で、これも区別できません。
図3.9に藤倉ゴム株式会社のBFシリンダと言われるもので、ベロフラムを使用して、空気圧用シリンダです。

図3.9 藤倉ゴム製BFシリンダ(同社カタログから)
図3.9 藤倉ゴム製BFシリンダ(同社カタログから)

 

また図3.10にベローズのじゃ腹状のものを示します。

図3.10 PTFE製ベローズの例
図3.10 PTFE製ベローズの例

 

なお、金属製ベローズもあり、種類としては、成形、溶接、電着があります。
ゴム製のベローズもあります。

(続く)

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