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検査照明選定のポイント

金属製品や樹脂製品を人の目で検査する際に必要となる照明について選び方のコツやポイントをまとめました。

検査照明とは

商品を出荷する前には必ず検査という工程があります。検査の項目は対象商品や出荷先に応じて様々ですが、次のような項目が当てはまるのではないでしょうか。

形状の検査

指定されている図面形状と差異がないか、組立に間違いがないか、寸法は公差範囲内か、色味に差異がないかなどが形状の検査では行われます。こちらは自動検査機やノギスなど器具を用いて確認されることが多いです。

仕上がり状態の検査

商品の表面にキズ、凹凸、ムラなどがないか、汚れがついていないか、バリが残っていないか、指定されたシールが貼られているかなどが検査されます。傷などは画像検査機を用いられるケースも増えていますが、目視で検査する場合も多いです。

 

検査照明の選ぶポイント

目視で検査する場合に特に重要になるポイントを記載します。一部画像検査機でも機械と照明の相性で検査精度が異なりますのでご注意ください。

必要照度

JIS照度基準というものが各空間や作業場に応じて定められています。例えば倉であれば100lx、階段であれば150lxです。工場内においては行われる作業に応じて必要照度は分けられています。

・ごく粗な視作業で限定された作業、例えば、包装b、荷造b・c→100lx

・粗な視作業で限定された作業、例えば、包装b、荷造a→200lx

・一般の製造工場などでの普通の視作業、例えば、組立c、検査c、試験c、選別c、包装a→500lx(色が重要な場合はRa≧90とする。)

・繊維工場での選別、検査、印刷工場での植字、校正、化学工場での分析などの細かい視作業、例えば、組立b、検査b、試験b、選別b→750lx(色が重要な場合はRa≧90、精密な視作業の場合には1000lxとする。)

・精密機械、電子部品の製造、印刷工場での極めて細かい視作業、例えば、組立a、検査a、試験a、選別a→1500lx(色が重要な場合はRa≧90、超精密な視作業の場合には2000lxとする)

 

このように作業で照度基準は定められていますが検査が工程に入ると求められる照度は上がります。お客様の中でも検査場の照度は取り決めされているところも多いですが、大体が500lx以上と高照度を基準値にされています。

照度が高いほうがより明るく、傷や異物などが発見しやすいとされていますので自社の検査を行う場所の照度は確認が必要です。

 

作業性

高い照度の空間というのは選ぶ照明によって検査員の目の疲れや頭痛を引き起こす可能性があります。一カ所だけ強い光が集中する、残像が残るようなまぶしさを感じるという照明をお使いの場合は作業効率が低下している可能性もあります。

 

反射

検査対象物に光を当てたとき反射はしていないでしょうか。反射が原因で傷の見逃しが起き、不良品流出の可能性があります。特に検査対象物が金属製品や白い商品は反射しやすいです。LEDのような直進的に光る照明よりも蛍光灯や無電極ランプのような拡散型の照明のほうが反射しずらいようです。

 

演色性

演色性は照明を通した色の見え方のことを言います。例えば服を買った際に店内で見た色と屋外で見た色と違った経験はございませんか。これが演色性の違いによるものです。Raという数値で表され太陽光下はRa=100です。このRaが100に近いものほど、太陽光下と同じような色の見え方をします。検査工程においても色を重要視する場合は照明の演色性をチェックしてください。

 

影のでき方

検査対象物を照らしたとき影が濃く出てしまうと死角となり、検査できる範囲が狭まってしまいます。また検査では拡大鏡を用いて検査しているケースもあります。照明によっては拡大鏡が影となることもあります。

 

検査照明として使用される無電極ランプ

無電極ランプが選ばれる理由

水銀灯の置換など空間を照らす照明として利用されている無電極ランプですが、実は光の特性が検査照明として向いています。

無電極ランプは蛍光灯をサークル上にした発光管なので拡散性の光です。影も濃く出ず、一点に光が集中するということもありませんので傷が良く見えると好評を得ています。トヨタ自動車様、日産自動車様も一部の検査や刻印を確認する作業では無電極ランプをご採用いただいています。他、LEDで検査をおこなっており頭痛や目の疲れを訴えていた作業員の方が無電極ランプをデモで試され、頭痛などが改善されたということからそのまま購入いただいたこともありました。

 

またカメラなどを用いて検査をする場合にもLEDだと光の線が出すぎてしまう、光が強すぎて反射するなどという問題を無電極ランプで解決した事例もございます。

 

設置方法

上記でも記載したように無電極ランプは水銀灯の交換品として需要があり、また無電極ランプは小型化ができません。弊社が扱う無電極ランプも一番小さなタイプが326x354x117の大きさで約5㎏の重量があります。この大きさがあるので蛍光灯のスタンド照明よりもパワーがあり照射範囲も広いため好評を得ています。

この写真のように三脚に設置して使用いただいたり、検査台に設置して使用いただいたりと場所に応じて設置方法は提案させていただきます。

 

 

もし実際の大きさが見たい、デモ機で光の質を確認したい場合は無料のデモ機貸出も行っておりますので一度お問い合わせいただければと思います。

デモ機貸出はこちら→https://www.kotanikk.com/light/lending/

 

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