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樹脂材料について3

■発行日:2010年2月1日発行  NO.02-18

新シール概論(18)

シール用樹脂材料(続き)(PTFE)

4)用途
このPTFEは、最初に記載していますようにシール用材料としては、欠かせないものです。

 

・バックアップリング:材料のクリープ特性を上手く生かした用途と言えます。(説明済)なお、参考に米国の規格を少し紹介しておきます。

 

溝規格はAS 5857 Gland Design, O-rings and Elastomeric Seals, static Applications (固定用に使用する航空機用溝寸法)です。
これに使用するBURには、次の2種類のBURの規格があります。
AS 5860 (バイアスカットの形状のBURの規格)とAS 5861 (エンドレスの形状のBURの規格)です。
材料は、AMS 3678 PTFE Moldings and Extrusions unfilled, Pigmented, and Filled Components でこのAMS規格にはTypeが10種類ありますが、BUR規格で、AMS 3678/9 (顔料入り純PTFE)と、AMS 3678/10 (15%のカーボンファイバ入りPTFE)の2種類を使用しています。
面白いのはロッド用では、AMS 3678/9で色をグリーン色、ピストン用は茶色の色指定していることです。(用途により、顔料の色を決めて使用するとしている点です。)

 

なお、AMS 3678/10は当然カーボンファイバの黒っぽいダークグレイ色で用途別に、色は変えられませんが(用途:高圧用)。JIS規格のBURでは(JIS B 2407)では、純PTFEとブロンズ入りPTFEを規定していると同じ意味です。

 

しかし、色を上手く利用して、区別する方法とは、名案です。

 

規格には、このような有効な手段を導入することは見習うべき事項と思います。
色による、組立時のミスを一つでも回避する手段として良い方法です。

 

上記のはみだし曲線は既にNo.00-17で説明しましたが、問合せがありましたので、補足しておきます。米国のParker社のデータで、試験条件は

  • 圧力0と規定圧力を60サイクル/分で10万回サイクル
  • 油温71℃で、実施している。

またある程度の安全率を掛けているので、非常に信頼の置けるデータと言えます。BURのデータは国内で追加したものです。なお、シリコーンゴムに適用する場合には、すきまはこのデータの半分以下にしてください。(続く)

 

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