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樹脂材料について4

■発行日:2010年3月1日発行  NO.02-19

新シール概論(19)

シール用樹脂材料(続き)(PTFE)

4)用途
先月号で、BURの色について説明しましたが、ついでにもう一つのことも紹介しておきます。
PTFEでは、ありませんが、米国では、Oリングでゴム材料別に色を規定している規格があります。この規格はARP 1832 Color Identification for O-ring Sealsで材料別に色の指定をしています。
FKM:茶色、FVMQ:青色、VMQ:赤茶色、CR:赤色、EPDM:紫色、NBR:黒色(なお、規格ではNBRは指定していません)

 

従来、大半は黒色で、材料の区別ができない欠点がありましたが、この防止に役立つ良い手段です。しかし、このカラー化はゴムの補強材料にカーボンブラックを使用して、その材料強度を補っていますが、このカーボンブラックが使用できないため、配合設計が難しいと言われています。すこし横道に入りましたが、色を上手く利用するという手段は色々と生かすべきと思われます。

 

では、本論に戻りまして、続けてPTFEの用途について、説明します。
・組合せシールでのPTFEリングについて
組合せシールでのPTFEリングについて
これの組合せシールは、基本的は運動用のシールで、摺動側にPTFEを使用して、固定側には、PTFEに弾性を与えるためにゴムが使われています。
以前に規格について説明しましたが、この組合せシールの名称は、ISO規格を国内に導入するときに、採用されたものです。
原文では、Hydraulic fluid power-Housings for elastomer-energized, plastic-faced seals(ISO 7425-1,2)の該当部分は太字箇所です。
原文だけを翻訳すると長くなるために、簡単にするためでした。

 

従来、これらは、シール各社で種々の名称で呼ばれていました。
(キャップシール、スリッパシールなど) この摺動側に使用されているのは、一部の例外を除くとPTFEです。

 

例外としては、ウレタンゴム、ポリアミド樹脂、超高分子ポリエチレン樹脂などがあります。

 

なぜ、PTFEがメインで使用されている理由は既に述べてきましたように、摩擦抵抗が極めて小さい、耐摩耗性が良い、樹脂の中でも柔軟性が良い(シール機能に優れている)などがあります。

 

組合せシールの詳細は、「各種のシール」で説明いたします。(続く)

 

「DONIT TESNIT」新製品
GMD:アラミド繊維+グラファイト+NBR
用途:自動車、工業用高性能ジョイントシート
標準シートサイズ
大きさ:1000×1480,1500×1480,1480×2000mm
厚さ :0.5,0.8,1.0,1.5,2.0,3.0mm
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