DONIFLEX® G-U （ドニフレックスGU）

圧縮率と柔軟性に優れ、凹凸のある表面に馴染みやすく、蒸気供給ラインおよび化学業界などでの使用に向いています。また、高性能の固着防止機能を備えているため、長時間の高温での使用後のガスケットの交換は非常に簡単です。

特性

構成		黒鉛、アラミド繊維、機能性無機充填剤、NBRバインダー;オプションでエキスパンドメタル補強材(SUS316L、0.15mm)入り入手可能。
準拠規格		EC 1935/2004
シートサイズ(mm)		1500×1480 ，2000×1480 その他のサイズはご要望に応じて対応可能です。
シート厚さ(mm)		0.8 \| 1.0 \| 1.5 \| 2.0 \| 3.0 その他の厚さはご要望に応じて対応可能です。
ロールサイズ(mm)		1480mmxL(m) その他のサイズはご要望に応じて対応可能です。
ロール厚さ(mm)		0.8 \| 1.0 \| 1.5 \| 2.0 その他の厚さはご要望に応じて対応可能です。
許容差	厚さ	＜1mmは±0.1mm、≧1mmは±10％
	長さ	±5%
	幅	±5%
表面処理		標準:4AS オプション: IQ、黒鉛またはPTFE
色		ダークグレー

用途

一般用途 / 水供給 / 飲料水供給 / 蒸気供給 / 化学工業 / 石油化学工業 / 製紙とセルロース産業 / 自動車およびエンジン製造業 / 発電所 / 加熱システム / 高温用途 / バルブ

技術データ

※厚さ2mmの値です。

密度	DIN 28090-2	g/cm3	1.25
圧縮率	ASTM F36J	%	35
復元率	ASTM F36J	%	25
引張り強さ　縦方向	ASTM F152	MPa	5
引張り強さ　横方向	ASTM F152	MPa	5
応力緩和
175℃、16hr、50MPa	DIN 52913	MPa	42
300℃、16hr、50MPa	DIN 52913	MPa	37
漏れ量	DIN 3535-6	mg/(s・m)	0.05
厚さ増加率	ASTM F146	%
IRM 903油、150℃X5h			3
ASTM燃料油B、23℃X5h			3
重量増加率		%
IRM 903油、150℃X5h			30
ASTM燃料油B、23℃X5h			25
圧縮弾性率	DIN 28090-2	%
室温: εKSW			30
高温: εWSW/200℃			0.3
応力緩和率	DIN 28090-2	%
室温: εKRW			3.5
高温: εWRW/200℃			0.3
クリープ変形		%
厚さ変化 20℃、50MPa			30
厚さ変化 300℃、50MPa			12
厚さ変化 400℃、50MPa			15
溶出塩素イオン	FSA NMG 202	ppm	<20
溶出フッ素イオン	FSA NMG 203	ppm	<20

P-T図表

■ ：一般的な適合性: 一般的な装着方法および耐化学薬品性適合の場合
■ ：条件付き適合性: 適切な対策により、継手設計とガスケット装着により最大限の性能を発揮します。技術相談を推奨。
■ ：限定的な適合性: 技術相談は必須です。
■ ：飽和蒸気曲線

P-T図表は、所定のガスケットの厚さ、サイズ、およびシール性等級に同時に適用できる内圧と使用温度の最大許容組合せを示します。
多種多様なガスケットの用途と使用条件を考えると、これらの値は、適切なガスケット組付け手引き用としてのみ見なされるべきです。
一般に、ガスケットは薄くなればなるほど、P-T特性は良くなります。

耐薬品表

ここでの推奨事項は、適切なガスケットタイプを選択するためのガイドラインとして意図されています。
製品の機能と耐久性は多くの要因に依存しているため、保証請求をサポートするためにデータを使用することはできません。
　〇：推奨
　 △：推奨は、運転条件による。
　 ✕：推奨しない。

流体名		流体名		流体名		流体名
アセトアミド	〇	酢酸銅	〇	水素(ガス)	〇	ヨー化カリウム	〇
酢酸 10％	〇	硫酸銅	〇	塩化水素(ドライ)	〇	硝酸カリウム	〇
酢酸 100％	△	クレオソート	△	硫酸鉄	〇	過マンガン酸カリウム	〇
酢酸エステル	〇	クレゾール	△	イソブタン(ガス)	〇	プロパン(ガス)	〇
アセトン	〇	シクロヘキサン	〇	イソオクタン	〇	プロピレン(ガス)	〇
アセチレン（ガス）	〇	シクロヘキサノール	〇	イソプレン	〇	ピリジン	〇
カルボン酸塩化物	✕	シクロヘキサン	〇	ｲｿﾌﾟﾛﾋﾟﾙｱﾙｺｰﾙ	〇	サリチル酸	△
アクリル酸	〇	デカリン	〇	灯油	〇	海水/ブライン	〇
アクリロニトリル	✕	デクトリン	〇	ケトン類	△	ｼﾘｺｰﾝ類(ｵｲﾙ/ｸﾞﾘｰｽ)	〇
アジピン酸	〇	ジアミン	〇	乳酸	〇	石鹸	〇
空気（ガス）	〇	ジベンジルエーテル	△	酢酸鉛	〇	アルミン酸ナトリウム	〇
アルコール類	〇	フタル酸ジブチル	〇	砒酸鉛	〇	重炭酸ナトリウム	〇
アルデヒド類	△	ｼﾞﾒﾁﾙｱｾﾄｱﾐﾄﾞ(DMA)	△	硫酸マグネシウム	〇	重亜硫酸ナトリウム	〇
みょうばん	〇	ｼﾞﾒﾁﾙﾎﾙﾑｱﾐﾄﾞ(DMF)	〇	マレイン酸	〇	臭化ナトリウム	〇
酢酸アルミニウム	〇	ジオキサン	△	リンゴ酸	〇	炭酸ナトリウム	〇
塩素酸アルミニウム	〇	ダウサムA(熱媒油)	〇	メタン(ガス)	〇	塩化ナトリウム	〇
塩化アルミニウム	〇	エステル類	△	メチルアルコール	〇	シアン化ナトリウム	〇
硫酸アルミニウム	〇	エタン(ガス)	〇	塩化メチル(ガス)	△	水酸化ﾅﾄﾘｳﾑ 1% 200℃	〇
アンモニア(ガス)150℃	〇	エーテル類	△	ﾒﾁﾙｴﾁﾙｹﾄﾝル(MEK)	〇	水酸化ﾅﾄﾘｳﾑ 10% 65℃	〇
アンモニア(水中)150℃	〇	酢酸エチル	△	二塩化メチレン	△	水酸化ﾅﾄﾘｳﾑ <15% 40℃	〇
炭酸水素アンモニウム	〇	エチルアルコール	〇	牛乳	〇	次亜塩水素ﾅﾄﾘｳﾑ(漂白剤)	〇
塩化アンモニウム	〇	エチルセルロース	△	鉱油(ASTM No.1)	〇	ｹｲ酸ﾅﾄﾘｳﾑ(水ｶﾞﾗｽ)	〇
水酸化アンモニウム	〇	塩化エチル	〇	モーター油	〇	硫酸ナトリウム	〇
硝酸アンモニウム	〇	塩化エチル(ガス)	△	ナフサ	〇	硫化ナトリウム	〇
酢酸アミル	〇	エチレン(ガス)	〇	ナフタレン	〇	スターチ	〇
酸無水物	△	エチレングリコール	〇	ニッケル塩	〇	蒸気	〇
アニリン(ｱﾐﾉﾍﾞﾝｾﾞﾝ)	〇	ホルムアルデヒド	〇	硝酸 1% 200℃	〇	ステアリン酸	〇
アニソール	〇	ホルムアミド	〇	硝酸 5% 90℃	〇	スチレン	〇
王水 60℃	〇	ギ酸 10%	〇	硝酸 10% 65℃	〇	砂糖	〇
アルゴン(ガス)	〇	ギ酸 85%	△	ニトロベンゼン	〇	硫黄	△
アスファルト	〇	ギ酸 100%	△	窒素(ガス)	〇	二酸化硫黄(ガス)	〇
塩化バリウム	〇	フロン12(R-12)	〇	窒素酸化物(NOx)	△	硫酸 1% 200℃	〇
ベンズアルデヒド	△	フロン22(R-22)	〇	N-ﾒﾁﾙﾋﾟﾛﾘﾄﾞﾝ(NMP)	△	硫酸 5% 90℃	〇
ベンゼン	〇	フロン113	〇	オクタン	〇	硫酸 10% 65℃	〇
安息香酸	〇	フロン134a(R-134a)	〇	テレピン油	〇	硫酸 15% 40℃	〇
バイオデーゼル	〇	フロン717	〇	精油	〇	タンニン酸 <15% 40℃	〇
バイオエタノール	〇	フルーツジュース	〇	植物油	〇	タール	〇
黒液	〇	燃料油	〇	オレイン酸	〇	酒石酸	〇
ホウ砂	〇	フルフラール	〇	発煙硫酸	✕	テトラクロロエチレン	△
ホウ酸	〇	ガソリン	〇	シュウ酸	〇	ﾃﾄﾛﾋﾄﾞﾛﾌﾗﾝ(THF)	△
ブタジエン(ガス)	〇	ゼラチン	〇	酸素(ガス)	〇	トルエン	〇
ブタン(ガス)	〇	グルコース	〇	パルミチン酸	〇	変圧器油(鉱油系)	〇
ブチルアルコール	〇	グリセリン	〇	パラフィン油	〇	リン酸トリブチル	〇
酪酸	〇	グリコール類	〇	ペンタン	〇	トリクロロエタン	〇
塩化カルシウム	〇	へリウム(ガス)	〇	過塩素酸 <15℃ 40℃	〇	トリクロロエチレン	△
水酸化カルシウム	〇	ヘプタン	〇	石油(原油)	〇	尿素	〇
次亜塩素酸カルシウム	〇	作動油(ｸﾞﾘｺｰﾙ系)	〇	石油エーテル	〇	ワセリン	〇
硝酸カルシウム	〇	作動油(鉱油系)	〇	フェノール(石炭酸)	△	酢	〇
二酸化炭素(ガス)	〇	作動油(ﾘﾝ酸ｴｽﾃﾙ系)	〇	リン酸 5％ 90℃	〇	酢酸ビニル	〇
一酸化炭素(ガス)	〇	ヒドラジン	〇	リン酸 10％ 65℃	〇	塩化ビニル(ガス)	△
セルソルブ	△	臭化水素酸 1% 200℃	〇	リン酸 85%	△	塩化ビニリデン	△
塩素(ガス)	△	臭化水素酸 5% 90℃	〇	フタル酸	〇	水	〇
塩素(水中)	〇	臭化水素酸 10% 65℃	〇	酢酸カリウム	〇	揮発油	〇
クロルベンゼン	〇	臭化水素酸 <15% 40℃	〇	炭酸水素カリウム	〇	キシレン	〇
クロロホルム	〇	炭化水素類	〇	炭酸カリウム	〇	キシレノール	✕
クロロプレン	〇	塩酸 1% 200℃	〇	塩化カリウム	〇	亜鉛塩	〇
クロロシラン	△	塩酸 10% 65℃	〇	シアン化カリウム	〇	硫酸亜鉛	〇
クロム酸	〇	フッ酸 1% 200℃	〇	ニクロム酸カリウム	△
クエン酸	〇	フッ酸 10% 65℃	〇	水酸化カリウム	△