Oリングのハウジング（2）

ISO 36012 O リングのハウジング（3）
２－２）ハウジングの寸法（航空機用）従来のシリーズのサイズ（ＡからＥまで）は、航空機用で使用されますが、このハウジング寸法はこの規格のAnnex A に規定されています。
ただし、残念ながら、規格番号を呼び出しているだけ、内容は出していません。

この規格は、EN 3748 Aerospace series－Oring grooves－Dimensions です。
EN 規格とは、国内では、直接関係していないので、知られていないので、少し紹介しておきます。
EN とは、European Norm (European Standards 欧州規格)の略称です。
ENは、欧州地域における加盟国間で貿易を円滑化すると同時に、産業水準を統一化するために、「地域規格」として制定され、利用されています。
ISO 規格の作成は世界ですが、この欧州版であると考えると解りやすいです。
しかし、最近の ISO は、欧州の勢力が強いので、EN 規格が ISO 化され易い状況であることは、否めない事実です。

EN 3848 はもともとBS（英国規格）であったようです。
この規格は、EN 3049 Aerospace seriesOrings,in fluorocarbon rubber (FKM), low compression set -Hardness 80 IRHD EN 3746 Aerospace seriesOrings, in fluorosilicone rubber (FVMQ), -Hardness 80 IRHD を対象とした溝寸法規格ですが、IS Oでは、材 料には関係なく規定しています。
溝寸法の詳細は、省略しますが、用途としては、ピストン用、ロッド用、フランジ用の溝寸法を規定しています。
ご存知だと思いますが、航空機用では、特別に空気用として、区別して溝寸法は規定していません。油圧用が主体です。つぶし率（ロッド、ピストン用）の平均値は下表です。(%)

太さ3.55mm のところが、少し傾向が違いますが、一般的なつぶし率でしょう

取扱い製品について以前から紹介していました商品群についてここで再度紹介いたします。